コラーゲン・鉄・ビタミンCで肌を整える!管理栄養士が教えるエビデンス
- Ayako Narisawa
- 5 時間前
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「コラーゲンを摂ってもそのまま肌には届かないから意味がない」という説を聞いたことはありませんか? かつてはそう言われた時期もありましたが、近年の研究では、コラーゲンの「摂り方」次第で、私たちの体内のコラーゲン合成をサポートできることが科学的にわかってきました。
今回は、厚生労働省の指針や学術的根拠(エビデンス)に基づき、コラーゲンの力を引き出す食事のルールを分かりやすくお伝えします。
1. 最新のコラーゲンエビデンス:摂取した成分は体内で「指令役」に
口から入ったコラーゲンは、消化の過程で「コラーゲンペプチド」という小さな単位に分解されます。 最新のエビデンスでは、このコラーゲンペプチドが血流に乗って皮膚の細胞に届くと、「コラーゲンをもっと作れ!」という指令を出す「スイッチ」として機能する可能性が示唆されています。
単なる材料としてだけでなく、体の中から美しさを育むための「司令塔」になってくれるのです。
2. コラーゲン合成を助ける栄養学のエビデンスと3大要素
コラーゲンを体内で組み立てるためには、ドリンクやサプリメントを摂るだけでは不十分です。厚生労働省の『e-ヘルスネット』でも示されている通り、以下の栄養素が揃って初めて、丈夫な組織が作られます。
たんぱく質(材料): 肉、魚、卵、大豆製品などの良質なアミノ酸。
ビタミンC(接着剤): コラーゲン分子を強固に結びつけるための「補酵素」として必須。
鉄(サポート): 合成プロセスを円滑に進めるために欠かせないミネラル。
「材料(たんぱく質)+サポート役(ビタミンC・鉄)」をセットで摂ることが、栄養学的な正解です。
3. 肌を守る「抗酸化」の盾としてのビタミンC
ビタミンCには、コラーゲンを作る以外にも重要な役割があります。それは、紫外線やストレスによって発生する「活性酸素」から細胞を守る抗酸化作用です。
ビタミンCは、細胞が酸化ダメージを受けるのを防ぐ「盾」の役割を果たします。ただし、水に溶けやすく体内に長時間留めておけないため、「朝・昼・晩」と3食こまめに摂取するのが、血中濃度を維持する賢い方法です。
4. 調理のコツ:加熱に強い「お芋のビタミンC」
ビタミンCは熱に弱いのが弱点ですが、ジャガイモやサツマイモに含まれるビタミンCは例外です。 お芋のビタミンCは「でんぷん」に包まれているため、加熱調理をしても壊れにくいという優れた特徴があります。毎日の食事に取り入れやすい、非常に効率的なビタミンC源と言えます。
「理屈はわかったけれど、具体的にどう食べればいいの?」という方へ。 私がInstagramでご紹介している、『鶏肉と秋野菜の煮物』が、実は今回のテーマに最高の組み合わせなんです!
この一皿で、コラーゲン工場を動かす材料がすべて揃います。
たんぱく質: メインの材料となる鶏肉。
ビタミンC: 加熱しても壊れにくい、さつまいものビタミンC。
相乗効果: 鶏肉のたんぱく質とお芋のビタミンCを一緒に煮込むことで、効率よく「肌の材料」を摂取できます。
彩りも豊かで、食卓に出すと家族も喜んでくれる一品です。詳しい分量や作り方は、こちらの私のInstagram投稿で詳しく解説しています。
まとめ:今日の食事が、未来のあなたの材料になる
「何を飲むか」と同じくらい大切なのは、「体の中の工場をどう動かすか」です。
たんぱく質(メインの材料)
ビタミンC(合成の鍵・抗酸化)
鉄(合成の潤滑油)
このバランスを整えることが、科学的に根拠のある「本物のセルフケア」への第一歩です。
管理栄養士 成澤文子 からのアドバイス
「コラーゲンを摂らなきゃ!」と、ストイックになりすぎる必要はありません。 大切なのは、今の食事に**「ちょい足し」**する感覚です。
忙しい日は、買ってきたお惣菜の唐揚げにレモンを絞るだけでも、焼き魚に大根おろしを添えるだけでも、立派なコラーゲンサポートになります。 完璧を目指すよりも、まずは「今日はビタミンCが足りているかな?」と、ご自身の体と対話する時間を作ってみてくださいね。



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